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「天智秘話」

「創作歴史的な」の皇子と鎌足のお話です。

弱腐注意。

なんかただのちょっとしたノロケ的なものになってしまいました(´・ω・`)
まじ山無しオチ無し意味無しなヤオイ展開(´・ω・`)
次はもっと山があるのにしたいです。


■□■□■□

「おーうーじーー」
鎌足は障子の戸をスパァァァンと勢いよく開けて転がり込んで来る。
ごろごろごろごろと横に周り、傍から見たらまさに異様。
「何のようだ、消え去れ。」
皇子は一瞥し、言う。
手刀を振り下ろさんばかりに構えている。
「いやん、皇子冷たい」
きゃー、と身をくねらせるが凹む様子は無いようだ。
そのまま話を続ける鎌足。
「んでねー、皇子って天皇名乗らないの?」
「…………めんどい」
「称制じゃ仕切っても威厳無いよ?」
「………めんどい」
「…そんなめんどいめんどい言わないの!何がめんどいのさ全くもう!」
座り直し、障子を閉めて改めて問うと、皇子は3本の指を立てて言った。
「1、名前を考えるのがめんどくさい。
2、この話がめんどくさい。
3、お前と話すのがめんどくさい。
さぁどれだ?」
顎でしゃくり、意見を求める。
「3とか酷くない!?
1………かな?」
3でないことを願いながら恐る恐ると答えると、皇子は鼻で笑った。
「ハズレ、だ。」
「じゃあ2?」
「違う。」
「嘘ん…じゃあ3じゃない皇子!俺凹むよ!?」
顔に手を当てる鎌足を皇子が慰めるように頭を軽く叩く。
「……3でもない。」
「皇子ぃ……」
うるりと目を潤ませ鎌足は顔をあげる。
そんな鎌足に皇子は優しげな笑みを浮かべて言った。
「全部だ。」
「うわぁぁぁぁん!!皇子ぃぃぃー」

□■□■□■

「だいたい名前付けろ等と言うのならお前が考えればよかろう。」
「へ!?」
皇子はむすりと頬を膨らまし、子供のような膨れっ面。
「俺がって…そんな大事なこと決めれないよ!」
「構わん。内麻呂にも早くつけろと言われておるのだ。
全く……煩くて敵わん。」
呆れたように肩を竦めた。
小言の多い内麻呂のことだ。毎日のようにグチグチと言うのを想像するに難くなかった。
「皇子も内麻呂さんには敵わないね」
皇子の可愛らしい一面に、鎌足は笑みをこぼす。
「煩い、言うとおりにせぬか。」
つん、とそっぽを向き、わざとらしく咳ばらいをする。
「んーとねー…………中愛とか?」
「なんだそれは?」
聞かれた鎌足は喜々として答えた。
「"中"臣鎌足"愛"してるの略!」
「…………死ね。
恥ずかしくて出来るかそんなもの!」
あからさまなドン引きの視線を感じ鎌足は小さくなる。
だがポイントはあくまで『恥ずかしい』からできないのであって、『ありえない』から嫌なのではないらしい。
これを聞けば何だこのツンデレがとでもいいたくなる。
「真面目に考えろ馬鹿が」
「自分で考えればいいのに……」
「何だその言い草は…俺も考えればよいのだろう」

■□■□■□

「できたぁー」
鎌足が両手を上げて満足そうに伸びをする。
紙には何度も×印を付けた後があり、さぞかし悩んだであろうことが偲ばれる。
「俺もできたぞ……一応。」
「お疲れ様ー、皇子。
じゃあ皇子から発表でいいよね。」
そういうと皇子は驚いた顔をして見せた。
「な…これ言うのか!?」
「だって気になるじゃん。」
「俺は言わぬぞ」
紙をさっと隠す。
「お前が言えばいい。」
「にー………皇子の考えたのには及ばないと思うけどー……」
×印だらけの紙を見せるのを躊躇したのか鎌足は筆を取り、改めて書き出す。
命名と隅に書いた後、一息ついて一気に筆を走らせる。

『天智天皇』

「天子の天に、智慧の智で天智!
皇子にぴったりでしょ!?」
自信満々とばかりに差し出した紙。字が汚いのは今気にするところではないようだ。
「……天皇と天子被ってないか?」
「う………被っ………」
「まぁよい、構わん。これでいい。」
「え?皇子が考えたのは?」
「つまらん駄作だ、要らぬ。」
皇子はくしゃくしゃと自分の紙を丸めて投げた。
「えー……」
「なんだ、お前にしてはよくやったよ。」
どことなく不満そうな鎌足を見て、思い付いたように告げる。
「えへへー」
ついでに頭をくしゃりと撫でられ、鎌足はにへらと緩んだ顔で笑う。
「鎌足、褒美はほしいか?」
「貰えるならそりゃ嬉しいけど……」
「たいしたものはやれぬがな」
ずい、と顔を近づける。
「え!?お、皇子!?あの…そーいうご褒美とか貰えちゃう感じ?」
「鎌足……」
睫毛が近い。口と口が触れそうな距離。
「皇子っ!?あの…心の準備的な……」
期待に胸を膨らませつつぎゅっと目を閉じる。
だがいくら待っても期待していることは起こらない。代わりに寄越されたのはあまりに掛け離れたでこぴんだった。
「ふん、冗談だ馬鹿者。」
「皇子ぃー……」
鎌足はお預けを喰らった犬のような目で皇子を見つめる。
「残念だったな。」
「皇子のばかー……」


「とりあえず内麻呂に見せてくる。くれぐれもお前が考えたなどと告げ口するでないぞ。」
「はぁい……」
言うがはやいか皇子はびしっと鎌足を指差すとすぐに部屋を出ていった。
名残惜しそうに見送る鎌足。
彼は皇子が部屋の外で嬉しそうに『天智天皇』と書かれた紙を見ていることを知ることはないのだろう。

□■□■□■

見えっ張りらしい皇子。弱みは見せたくないらしいのです。
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Author:幸野
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カラオケ好きで歌下手な迷惑っ子です。

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その他いっぱいゲーム漫画小説大好きです。
雑食で食い散らかしてます←
でも今一番熱いのは堀宮でございます。
でも基本CP的な意味でも雑食でs((
音楽のほうも雑食です。

寂しがり屋なので絡んでいただけると飛び上がって喜びます。
最初は控えめですが慣れたらうっと惜しいまでにハイテンションで絡みだします。
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