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「stray」

以前ちょっと書いた「野良猫」の本ストーリー的なやつです。

世界観グラグラです(´・ω・`)

□■□■□■


濃灰髪の華奢な少年と金短髪の筋肉男がカウンターを隔てて話していた。
「夜次郎さん、本日のオシゴトは?」
少年がくいと細い右手を突き出し、言う。
灰髪が開いた窓から吹き込む風に揺れた。
「夜次郎言わないでくれる?
一応オネーサン、で通ってるんだから」
夜次郎と呼ばれた金短髪の男性はつんと口を尖らせ目を伏せた。
「はいはい、オッチャンオッチャンっと。」
「それはもっとやめなさい!
だからアンタモテないのよ。」
「そーれをいわないでくれるかなぁ?
気にしてんだよ?」
「あら、見えない。
わざとかと思ってたワ」
反撃の糸口を見つけてか、夜次郎はすまし顔で鼻で笑うように言う。

「むっかー
だいたいなんで俺がこんなとこで…」
「…父親のせいでしょ。
ワタシもあんまり思い出させたくもないんだから。
目標分大人しく働きなさい。」
「…ふん、気遣いアリガト。
早いとこ金と情報稼いで出てくからさ。
せーぜーいい仕事よこしなね。」
「んま!生意気!」
「いやいや、感謝してんだよ。
オネーサン♪」
手の平返したようにちゅう、と唇を尖らせてキスして投げる。
現金な奴ね、と思いつつも口がだらし無く笑うヨジロウ。
「やだ照れる。
ま、野良猫ちゃん、"せーぜー仕事頑張りなね"。
今日のオシゴト、これ。」
先ほどの口調を真似て言い、薄っぺらい小さな紙を渡す。
「お、サンクス!
あといーかげん野良猫っつーのやめてよ。壱夏って名前あるんだから。」
そういい残すと渡された紙を受け取り、壱夏はここを後にした。


"恵 夜次郎(メグミヨジロウ)はこの店のオーナーで、実力さえあれば雇ってくれる、言わばなんでも屋の派遣業をしている。
迷い猫探しから、高額報酬死も覚悟なハイリスクハイリターンなものまでどこから仕入れてくるのか俺達に仕事を斡旋してくれるいい人。

まぁハイリスクハイリターンでないとやる気も出ないってもんだ。
死を覚悟して高収入。
その方がゾクゾクする。

いつからこんな考え方になったのかなんて言うのは忘れた。"

なんていうのがイチカの主張らしい。

『稀人の殲滅』

渡された紙にはそれだけが書いてあった。

「…稀人…?」
いくら紙をひっくり返し透かしてみても、紙にはそれとヨジロウの認印しか見えない。

「仕方ないか…ヨジロウさんとこ戻ろう。」
ぶつぶつと呟きながらもと来た方を戻る。
「ん?稀人?そんなモン探してんのか?」
ふと前に現れた太陽を遮る大きな影。
一歩引き、ジャキリと御信用のナイフを構える。
「……誰だっ」

「はは、親切で教えてやろーってお兄さんになんて失礼な奴だ。」
見上げるとガタイの良い明るい茶髪の男がか立っていた。
くわえタバコの先がイチカに切られ、地面に少し落ちる。
「頼んでない。ここじゃ下手すりゃ今ので死んじゃうしね」
「だからって疑ってばかりじゃ友達なくすぜ?」
「…友達と命、どっちが大事か考えりゃわかる。
それに…友達なんて居ないよ」
「ふぅん、あ、あんたさ…メグミちゃんとこの新入りだろう。
確か…イチカ。」
「新入りってほど新しくないさ。
……何で知ってる?」
「メグミちゃんから聞くからねー」
「何?アンタもヨジロウさんとこの働き手?」
「そう。結構な稼ぎ頭だぜー?
で、最近メグミちゃんがよく言ってるよ。
可愛い野良猫拾ってきたって。」
「…本当に…あのオッサンは。
誰が野良猫かね。」
「野良猫みたいな目してるよ、うん。好戦的で、何か事情のありそうな目。
後さ、メグミちゃん曰く『慣れたら猫みたいにゴロゴロ甘えて来る』ってさ。」
「うわー、もうあのオッサン…成功報酬上乗せしてもらわないと…」
「……で、何だっけ?稀人?」
「そう。何なの?稀人って。」
「殺人鬼集団さ。
向こうの森の中の、ね。」
「…殺人鬼?」
「そ、あくまで比喩に過ぎないけど」
「他には?情報、頂戴。」
つぅ、と手を伸ばし、広げる。
が、男はそれを軽く弾いて言った。
「タダ?タダじゃあねぇ。
見返りばっかり求める世の中さ。
そりゃあちょっと図々しいんでないかね野良猫ちゃん。」
「野良猫って言うな。」
「はいはい、えーと…イチカ。」
「そう。タダじゃなけりゃ…何が欲しい?」
「んー…身体で払ってもらおうかな。イチカかわいーし俺大丈夫よ?」
「な、バカにしてんのかよ!」
「いやいやー、とんでもない。
ま、お仕事の報酬の3割で手をうとうじゃないか。」
「3割?高い。
今回の報酬結構いいんだからな」
「んー…じゃあやっぱ身体で。」
「アンタって人は……」
「俺への依頼も手伝ってもらうよ」
「そーゆー意味かよ。それならのった。
オニーサン、頼りにしてるよ。」
「イチカからしたらオニーサンつーよりオッサンかもしれんぞー」
「ん?何歳?」
「秘密。いくつにみえるぅ?」
「隠すなオッサン。恥じらう乙女かアンタは」
「ハッハッハ、まぁなんだ。
秘密を抱えてこそ男だろう。」
「……オニーサン馬鹿?」
「馬鹿とはなんだ」
「ま、ヨジロウさんのがオッサンだね。アンタなんか父親にもならない。
30そこらでしょ?」
「はは、ご名答。
けどメグミちゃん聞いたら怒るぞー?」
「別にぃ、気にしないし。
それよりもオニーサン、名前教えてよ。呼び方困る。」
「あぁ、そうか。まだ言ってなかったな。
俺はリヒャルト=ハイデン。」
「りひゃ…?」
「リヒトでいいよ。
そう呼ばれてる。」
「あぁ、"リヒト"な。
覚えといたげるよ」
「なんだ生意気なクソガキがー」
リヒトはくしゃくしゃとイチカの頭を撫でた。
「う、わっ」
「はっはっは。
ほんと、猫みたいだよ。」
「うっせ。」
「で、行くか?」
「おー、さんきゅ。」


■□■□■□

特に山場があるわけでもなく。
リヒトはオッサン言うてますが私の中では30そこらです。
オッサンというには若いですね。
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Author:幸野
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BLNLGLばちこい!です
カラオケ好きで歌下手な迷惑っ子です。

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その他いっぱいゲーム漫画小説大好きです。
雑食で食い散らかしてます←
でも今一番熱いのは堀宮でございます。
でも基本CP的な意味でも雑食でs((
音楽のほうも雑食です。

寂しがり屋なので絡んでいただけると飛び上がって喜びます。
最初は控えめですが慣れたらうっと惜しいまでにハイテンションで絡みだします。
気をつけてください。
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